流行語の比較・団塊世代
流行語の比較
【1947年】
古橋広之進はこの年、初めての世界新記録を樹立した。
だが、日本水泳連盟が国際水泳連盟から除名されていたため、
「幻の世界新」に終わった。しかし、その後も快進撃を続け、
あわせて33回の世界新記録を作った古橋の活躍は、
敗戦に打ちひしがれた日本国民は歓喜した。
食糧難は依然続き、小学校でアジア救済連盟物資による
副食のみの給食開始。
主食は各自持参だが,手ぶらの児童が多数いた。
▲「不逞の輩(ふていのやから)」(吉田首相)
1月1日の年頭の辞のラジオ放送で、
一部の労働運動指導者を指して言った言葉。
この発言は大衆闘争の指導者を憤激させたばかりでなく、
これまで比較的意識のひくかった大衆をも反政府行動にかりたてた。
▲「ご名答」(和田信賢)
クイズ番組「話しの泉」でのことば。
▲「冷たい戦争」
米ソを中心とした自由主義圏と共産圏と対立をさしたことば。
転じて冷えた夫婦関係などにも使われた。
▲「裏口営業」
飲食営業緊急措置令公布実施。外食券食堂,旅館,喫茶店を除き,
全国の飲料店の営業が停止。実際は裏口営業で繁盛
▲「アプレゲール」
戦前からの価値観が崩壊したことに伴う風潮、
特に当時の若者の無軌道を指してこのように呼んだ。
▲「カストリ雑誌」
創刊されたもののすぐに廃刊になる粗悪な雑誌。
他に、「ベビーブーム」「ブギウギ」
【1948年】
戦災の横浜に、天才的に歌がうまいと評判の少女がいた。
昭和23年、横浜国際劇場に出演した10歳の少女は、
歌謡曲を達者に歌いこなし、満場の喝采を浴びる。
女王美空ひばりが誕生した瞬間だった。
▲「アルバイト」
ドイツの「労働奉仕」から入ってきた言葉で、
学生の内職あるいは勤労学生といった意味で使われた。
▲「老いらくの恋」(川田順)
弟子の大学教授夫人と家出した事件で、友人に送った詩の中に
「墓場に近き老いらくの恋に恐るる何もなし」とあった。
▲「斜陽族」
没落する旧華族を描いて評判を呼んだ太宰治の小説
「斜陽」から流行したことば。
▲「鉄のカーテン」(チャーチル英首相、1946年)
共産圏と西欧諸国との障壁を意味した。
日本では「菊のカーテン」(皇室)、
「竹のカーテン」(中国)などと転用された。
▲「ノルマ」
各個人に割当てられた労働の基準量をあらわす語、
ソ連に抑留された日本兵が復員して話し、流行語となった。
▲「ロマンスシート」
映画館の男女同伴客用の席。
寄り添って観劇できた。喫茶店、私鉄にも登場した。
▲「輪タク」
自転車タクシーの呼称
通常は、ドライバー以外に1人ないし2人の乗客を
乗せることが出来るようになっていた。
その他
「グッド・バイ」
「五せる(食わせる、飲ませる、握らせる、抱かせる、いばらせる)」
パーマ、アロハ、リーゼント
【1949年】
昭和二四年、敗戦の痛手が残る日本に、
遠く北欧から明るいニュースが飛び込んだ。
湯川秀樹博士のノーベル物理学賞受賞である。
敗戦で打ちひしがれた日本国民に、
はかりしれない自信と希望を与えたのである。
▲「アジャパー」(伴淳三郎)
「あれ、まぁ」と驚いた時に使う。
▲「駅弁大学」(大宅壮一)
駅弁が売られるような地方都市には必ず大学があり、
内容も駅弁程度という皮肉から名付けられたもの。
▲「ギョッ」(内海突破)
驚き、感嘆を大げさに表現した言葉。
ラジオ番組「陽気な喫茶店」で使われた。
▲「厳粛なる事実」 (園田天光光)
民主党の妻子ある青年代議士園田直との恋愛が発覚、
白亜の恋としてマスコミを賑わせた。
最初は「虚偽報道」と否定していたものの、やがて妊娠という
「厳粛なる事実」が明らかとなり、駆け落ち同然に同棲、結婚した。
同年中に出産。現職国会議員の妊娠・出産は
憲政史上初めての出来事であった
▲「三バン」
選挙で当選するのに必要な三つの条件の、
ジバン(地盤)、カンバン(肩書き)、カバン(資金)のこと。
▲「サカサくらげ」
アベック専用ホテル、連れ込み旅館ともいった。
温泉マークの形が、クラゲを逆さにしたようだったので、その名がついた。
▲「自転車操業」
中小企業は悲惨な状況に置かれ、倒産を避けるためには、
赤字を覚悟で操業を続けていくしかなかった。
これを、停止すれば倒れてしまう自転車にたとえていった。
▲「竹馬経済」(ジョセフ・ドツジ米公使、3月7日)
トルーマン米大統領が経済政策のため公使として送りこんだ、
ジョセフ・ドツジが、日本経済は「竹馬に乗って歩いているようなもの」
と例え、「一方の脚はアメリカの援助、
他の一方の脚は国内の補助金でできている」とし、
脚が長くなるほど大けがするから短くすべきだと語った。
▲「トイチ」
10日で1割という法外の利息をとるヤミ高利貸し。
▲「ガチャ万・コラ千」
闇市全盛期、 闇商品だった銘仙は取締りの対象であったので、
「ガチャ万」 で織を織って一万円儲け、
手入れを食ったら 「コラ千」 で千円の賄賂を渡して
許してもらう という事。
▲「ニコヨン」
日雇い労働者のこと。日当が245円だったため。
▲「ワンマン」
吉田茂のこと。
【1947年】
古橋広之進はこの年、初めての世界新記録を樹立した。
だが、日本水泳連盟が国際水泳連盟から除名されていたため、
「幻の世界新」に終わった。しかし、その後も快進撃を続け、
あわせて33回の世界新記録を作った古橋の活躍は、
敗戦に打ちひしがれた日本国民は歓喜した。
食糧難は依然続き、小学校でアジア救済連盟物資による
副食のみの給食開始。
主食は各自持参だが,手ぶらの児童が多数いた。
▲「不逞の輩(ふていのやから)」(吉田首相)
1月1日の年頭の辞のラジオ放送で、
一部の労働運動指導者を指して言った言葉。
この発言は大衆闘争の指導者を憤激させたばかりでなく、
これまで比較的意識のひくかった大衆をも反政府行動にかりたてた。
▲「ご名答」(和田信賢)
クイズ番組「話しの泉」でのことば。
▲「冷たい戦争」
米ソを中心とした自由主義圏と共産圏と対立をさしたことば。
転じて冷えた夫婦関係などにも使われた。
▲「裏口営業」
飲食営業緊急措置令公布実施。外食券食堂,旅館,喫茶店を除き,
全国の飲料店の営業が停止。実際は裏口営業で繁盛
▲「アプレゲール」
戦前からの価値観が崩壊したことに伴う風潮、
特に当時の若者の無軌道を指してこのように呼んだ。
▲「カストリ雑誌」
創刊されたもののすぐに廃刊になる粗悪な雑誌。
他に、「ベビーブーム」「ブギウギ」
【1948年】
戦災の横浜に、天才的に歌がうまいと評判の少女がいた。
昭和23年、横浜国際劇場に出演した10歳の少女は、
歌謡曲を達者に歌いこなし、満場の喝采を浴びる。
女王美空ひばりが誕生した瞬間だった。
▲「アルバイト」
ドイツの「労働奉仕」から入ってきた言葉で、
学生の内職あるいは勤労学生といった意味で使われた。
▲「老いらくの恋」(川田順)
弟子の大学教授夫人と家出した事件で、友人に送った詩の中に
「墓場に近き老いらくの恋に恐るる何もなし」とあった。
▲「斜陽族」
没落する旧華族を描いて評判を呼んだ太宰治の小説
「斜陽」から流行したことば。
▲「鉄のカーテン」(チャーチル英首相、1946年)
共産圏と西欧諸国との障壁を意味した。
日本では「菊のカーテン」(皇室)、
「竹のカーテン」(中国)などと転用された。
▲「ノルマ」
各個人に割当てられた労働の基準量をあらわす語、
ソ連に抑留された日本兵が復員して話し、流行語となった。
▲「ロマンスシート」
映画館の男女同伴客用の席。
寄り添って観劇できた。喫茶店、私鉄にも登場した。
▲「輪タク」
自転車タクシーの呼称
通常は、ドライバー以外に1人ないし2人の乗客を
乗せることが出来るようになっていた。
その他
「グッド・バイ」
「五せる(食わせる、飲ませる、握らせる、抱かせる、いばらせる)」
パーマ、アロハ、リーゼント
【1949年】
昭和二四年、敗戦の痛手が残る日本に、
遠く北欧から明るいニュースが飛び込んだ。
湯川秀樹博士のノーベル物理学賞受賞である。
敗戦で打ちひしがれた日本国民に、
はかりしれない自信と希望を与えたのである。
▲「アジャパー」(伴淳三郎)
「あれ、まぁ」と驚いた時に使う。
▲「駅弁大学」(大宅壮一)
駅弁が売られるような地方都市には必ず大学があり、
内容も駅弁程度という皮肉から名付けられたもの。
▲「ギョッ」(内海突破)
驚き、感嘆を大げさに表現した言葉。
ラジオ番組「陽気な喫茶店」で使われた。
▲「厳粛なる事実」 (園田天光光)
民主党の妻子ある青年代議士園田直との恋愛が発覚、
白亜の恋としてマスコミを賑わせた。
最初は「虚偽報道」と否定していたものの、やがて妊娠という
「厳粛なる事実」が明らかとなり、駆け落ち同然に同棲、結婚した。
同年中に出産。現職国会議員の妊娠・出産は
憲政史上初めての出来事であった
▲「三バン」
選挙で当選するのに必要な三つの条件の、
ジバン(地盤)、カンバン(肩書き)、カバン(資金)のこと。
▲「サカサくらげ」
アベック専用ホテル、連れ込み旅館ともいった。
温泉マークの形が、クラゲを逆さにしたようだったので、その名がついた。
▲「自転車操業」
中小企業は悲惨な状況に置かれ、倒産を避けるためには、
赤字を覚悟で操業を続けていくしかなかった。
これを、停止すれば倒れてしまう自転車にたとえていった。
▲「竹馬経済」(ジョセフ・ドツジ米公使、3月7日)
トルーマン米大統領が経済政策のため公使として送りこんだ、
ジョセフ・ドツジが、日本経済は「竹馬に乗って歩いているようなもの」
と例え、「一方の脚はアメリカの援助、
他の一方の脚は国内の補助金でできている」とし、
脚が長くなるほど大けがするから短くすべきだと語った。
▲「トイチ」
10日で1割という法外の利息をとるヤミ高利貸し。
▲「ガチャ万・コラ千」
闇市全盛期、 闇商品だった銘仙は取締りの対象であったので、
「ガチャ万」 で織を織って一万円儲け、
手入れを食ったら 「コラ千」 で千円の賄賂を渡して
許してもらう という事。
▲「ニコヨン」
日雇い労働者のこと。日当が245円だったため。
▲「ワンマン」
吉田茂のこと。



